迷彩金魚のログブック(仮)

筆者の気になること、出来事、思うことなど、なんとなく書いていくつもり

第七歩 零点

 THE IDOLM@STER MILLION LIVE! 7thLIVE Q@MP FLYER!!! Reburnについての話です。

 

一部だけ触れますが、基本的に楽曲の感想はあらかたツイートしてしまったので、今回は見たもの、聴いたことに対して思ったこと、感じたことをメインにしていきたいと思います。

多分すっごくすっごくしょーもないです。

 

まずは、すさまじい逆風の中、開催してくれた運営、ステージに立つことを選んでくれたすべての関係者様に、この場を借りてお礼が言いたいのです。

チケットを融通しあう仲間が不在のローンウルフおじさんなので、ご用意されたday1の現地観覧チケットはまさに神様からの贈り物。それが紙切れになる恐怖と戦っていたが、本当に、無事に開催してくれてありがとうと、いつまでも何度でも言いたい。

 

今回、1年延期したことや初の野外ということで、天候という不確定要素も絡んできます。私は仕事柄富士の裾野には結構行きますが、まあ、天気予報が当てにならない場所です。あのあたり。

そういう事情もあったためか、ステージに上がった演者さんからは「会えてうれしい」「会えてよかった」という言葉がしきりに出ていたように思います。

私自身も心のどこかで「今回はまあ、無理だろうな」という気持ちが強かったので、実際に現地の土を踏んで、知っている「富士」のにおいをかいでもなお、現実感がありませんでした。

開演。ダンサーさんや演者さんが続々とステージに現れ、キャンプファイヤーに点火します。この演出を見て初めて、私は「ここ(現地)にいる」ということを確信できました。

本来だったら、去年に回収していたであろう周年曲「Flyers!!!」から、ライブがスタートしました。

まあ、イントロから泣いていましたよ。うれしさと安心、少しのなつかしさで。

屋外であることを生かし、キャンプというテーマに沿った楽曲のチョイスだったのでしょうが、「うわあ!懐かしいな!!」と思わず呻いてしまうセットリストだったり、隣のPさんと地団太を踏んで歓喜したりして過ごしていました。

夕風のメロディー、day2であればオレンジの空の下は、本当に夕暮れ時に歌唱していて、ビジュアル的にも野外ライブの良さの一端を象徴する光景だったように感じました。

 

そして、長年の悲願だった「絵本」を現地で聴くことができました。

絵本は志保さんの内面を綴った曲で、詩が志保さんのストーリーそのものになっています。なので、当然歌うのはソロだと思っていたのですが、隣には歌織さんが。

「迷子のように立ち尽くした私(志保さん)にそっと微笑んだ」

それはクレブルのメンバーだったり、あるいはシアターの仲間だったり、プロデューサーだったりすると思うのですが、その代表として、歌織さんが立ってくれている。そう思うと、ソロでは絶対にわかないであろう感情がみなぎってきて、しばらくは声が出ませんでした。

以前、絵本には個人的な思い入れがあるよ、とこのブログで言ったような気がしますが、それは今でも変わっていなくて、ここまで志保さんと過ごしてきた日々が、志保さんに支えられて乗り越えられた辛いこと、苦しいこと、そういうものが、志保さんの優しくも強い歌声に誘われるようにあふれ出てきて、号泣という言葉では不足なぐらい泣きました。

嗚咽を漏らさぬよう歯を食いしばったんですけど、顎が滅茶苦茶痛くなりました。あと、志保さんの歌唱を、新しい挑戦を、晴れ姿を目に焼き付けたくて、涙も拭わず目を開いていたせいで、マスクが死にました。替えがあったので事なきを得たのですが、これからはマスクも予備を常に装備する必要があるかもしれない、という教訓を得ました。

そのあと、まさかのメンバーで披露された流星群や、披露されると思っていなかった「なんどでも笑おう」で再び号泣し「Glow Map」のエモさと花火の音でビビり、「Thank you!!」の安定、安心感に包まれて、一日目が終わります。

二日目は自宅近傍の映画館が全滅したため、配信で視聴しました。

配信でよかったと思います。

なぜなら全力で「応援するよ!!!!!」が叫べるから。

またまた個人的に思い入れがある「未来飛行」を、スタエレの歌唱で聴くことができて号泣したり、成長Chu→LOVER!!が可愛すぎて椅子ごとひっくり返って、床にハートマーク描いたり、「一発バリボー!!」ってでかい声出しすぎてお隣さんから壁叩かれたりしました。

そして、Starry Melody

「見上げればいつも励ましてくれる

道を照らす光をつくる

一緒に見つけたたからものみたいな

今日を歌おう」

という歌詞が、妙に自身の心境と情勢にマッチしていると思ってしまって、もう滅茶苦茶泣きました。

とどめに、恵(藤井ゆきよさん)が杏奈(夏川椎菜さん)から借りた「応援ください!!」。杏奈とは、夏川さんとは違った想いがこもった一言に、泣きながら応援するよ!!と絶叫していたり。

 

終演、部屋に静寂が戻ってきたとき、頭に残ったのは、ミリオンライブ、やっぱりいいな。という感情。

ゲームがマンネリ化してて、正直続けられんのかな、と思った時期もあるにはあったし、イベントも身を入れて走らなくなったりもした。けど私はやはり志保さんが好きで、星梨花が好きで、杏奈が好きで、百合子が好きで、未来がすきだ。ミリオンライブが好きなんだって、改めて認識することができた。「好き」の再装填。

そして、もうひとつ。

 

零点規正というものがあります。

ざっくり適当に言うと、銃器の照準器と、着弾点をすり合わせる作業のことです。

あと、銃弾が飛び出す銃口と、狙いを定める照準器のレベル(高さ)が違うので、何も考えずに照準器で狙って射撃しても、まず当たらない。それを解決させる作業が零点規正というわけです。

この作業にしくじると、どんな射撃の名手だろうが、どんな高性能狙撃銃だろうが、絶対に的を外します。

何が言いたいのよ?っていうと、

「想い」の零点規正。

私たちは日々刺激を受けています。プラスもあればマイナスもある。

好きという想いは、弾丸と同じでまっすぐ飛んでいきません。まっすぐ飛んでいるように見えても。

雨宮さんを狙っていても麻倉さんにあたることだってあるし、夏川さんを照準しているうちにどんどん好きになっていくことだってある。

そして、供給されるコンテンツや、運営との見解違い。どれかひとつが原因で、的を外してしまう。

そんな状況下でも、きちんと「好き」という想いの弾丸を、しっかり推しに命中させるため作業。私の推し事、その原点ともいえるミリオンライブのイベントで、しっかり零点規正ができたんじゃないかと、そう思えたのでした。

新しく興味を持ってやってきた方たちに「ようこそ」と「ありがとう」を。

環(心)境の変化で離れていったけど、ふと帰ってきた方々には「おかえりなさい」と「ありがとう」を。

そしてみんなで、大好きだ!って。

自分の言葉で「愛してる」と。

そう言えるこの場所を守っていきたい。

そう思えた、幸せな二日間でした。

 

アイマス最高。ミリオンライブ万歳!

 

読んでくれた皆様に、心からの感謝を。