こんにちは。こんばんは。
この記事を執筆している日、3月16日なのですが、2年前の今日は「LAWSON presents TrySail Live Tour 2019 "The TrySail Odyssey"札幌公演」が催行された日。
私が初めて、自分の意志でTrySailのライブに参加した日であり、この日のことは今でも、手に取るように思い出すことができる。
べちゃべちゃした雪が降っていて少し寒い…その寒さを出だしから吹き飛ばすかのように、「WANTED GIRL」からの「CODING」でブチ上り、雨宮天さんの「Defiance」で灰になり、夏川さんの「ファーストプロット」で夏川さんの表現の豊かさに舌を巻き、麻倉さんの「さよなら観覧車」で心停止しかけたり。
ハモり枠で披露されたコバルトが良すぎて記憶が飛んだり、Truth.→Believeとかいうつよつよコンボで蒸発したり、アンコールのBMSで爆破されたり、想像以上に楽しく、素敵だった時間が終わることに絶望して、ラストのTryAgainで号泣して前が見えなかったり。何が言いたいのかっていうと、めちゃくちゃ楽しかった。
そして、楽しい時間が終わり、クソ寒い外に放り出されて…気づいた。
自分は逃げていただけなんだな、と。
私は、自分の「好き」という気持ちに、真剣に向き合ってこなかった。だから、ライブは円盤で満足できたし、イベントに行けずとも「仕事だから」と言い訳できた。
どこかでずっと、参加したいと思っている自分がいたはずなのに。そいつの叫びに耳を貸さなかった。
この年、4月に異動が決まっていたので、「長く過ごした北海道に、何か爪痕を残そう」と思ったこと、そして、ずっと蚊帳の外で満足した「つもり」になっていた推したちが、身近な場所に来る、というどうやっても逃げられない現実に直面して、やっと自らの意志で「彼女たちと一緒に楽しむ」という選択ができたのでした。
何より、自分はちゃんと雨宮さんが、麻倉さんが、夏川さんが、TrySailが好きで、その気持ちをしっかり示せば、ちゃんと届くんだということを身をもって知った日でもある。
そんなことは、雨宮さんのブログ読んでれば一発でわかるだろ。
その通りなのだが、「TrySailが好き」という、自分自身の感情と向き合えていないと、そんな明白な現実にすら、自分の都合がよいようなフィルターをかけてしまう。
この日、彼女たちと過ごしたのはおそらく長くても2時間程度。たったそれだけの時間で、いろいろと変わったような気がする。主に自分自身が。
私は文章もへたくそで、実はというかお察しの通り、社交スキルが完全に死んでる系のおっさんだ。
しかしそれでも、誰かに自分の好きなユニットのことをもっと知ってほしい。
古参新参問わず、自分とは異なる視点で切り取られた彼女たちの話をもっと聞きたい。
そう思うし、思えるようになった。
それから2年。
生活環境も周りにいる人も、何もかも変わった。
でも、相変わらず社交スキルが死んでいて語彙も文章力も致命的な自分がいて
それでも推しや彼女たちに対する思いは絶対に変えたくない。
変わる環境
変わらない自分
変えたくない想い
逃げることなく、押し付けることなく、
これからも、こいつらと向き合い続けていこう。
金魚はそう、思うのです。
ここまでお読みいただいた皆様に、心からの感謝を。