迷彩金魚のログブック(仮)

筆者の気になること、出来事、思うことなど、なんとなく書いていくつもり

第八歩 リリースイベント

画面が切り替わったら、推しが椅子にふんぞり返っていた。

は?何の話??

雨宮天「永遠のAria」リリース記念オンラインイベント(雨賞)に参加したので、その話をしようと思います。最初から最強。

 

1 はじまり

テンション高め、表情がころころ変わって、コメント欄見ながら簡単なやり取り。

この時、雨宮天ではなく天ちゃんと言ってたのですが、詳しくは下で書くので、今はスルーさせてください。

 

2 MVメイキング映像視聴

「永遠のAria」MVの撮影風景、メイキング映像を、天さんがオーコメのような感じで語っていくコーナー。

10分に満たないMVの撮影の裏側には、様々な技巧や工夫、天さん、スタッフさんたちの熱意がこもっていて、それらがよくわかる映像でした。

高いところが苦手な天さんが崖の上で撮影したり、ドローンに愛着を持ったお話などを聴くことができました。

クソ、ドローン…!!!

あと、このころの天さんはご自身曰く「丸かった」そうで。

鏡餅などとおっしゃっていましたが、こんな美しい鏡餅ある???ってなってました。

 

2 テーマトーク

箱の中から紙を引いて、記載された内容をもとに話していくコーナー。

AriaやBlue Bluesの聴き所だったり、新曲「フリイジア」などのお話だったり、

特定秘密情報だったり、過去のリサイタルで前列の人がぽかーんとしていた話など、ほんとうにいろいろなお話が聞けました。

自作の筋トレスタンプカードがかわいい。

口を滑らすといけないので、詳しくは書きません。

ただ、Ariaの聴き所、好きなところが、自分と一緒だったのがちょっとうれしかったです。

 

3 私の好きポイント

ここからは私が魅力的だなー!とかすこすこのすこ!!!って思ったところを書いていきます。まあ、興味があればお付き合いを。

 

イ)ポニーテール

美人の、きれいな黒髪の、うなじのチラリズム。この取り合わせ、大和男子で嫌いな人いますか?現場からは以上です。

ロ)ちょいワルファッション

偶然というか悲劇というか、そんなものから爆誕したファッション。

顔がよければ何を着ても素晴らしい。が、どんな高名なデザイナーが仕立てた服も、あなたの前ではかすんでしまいます。

ハ)雨宮天ではなく天ちゃん

冒頭で「大変な撮影があった後だから、雨宮天ではなく天ちゃんが出ちゃう」という趣旨のことをおっしゃっていました。

ストイックに、自分という折れない芯を持ってる、雨宮さんだからこその言葉だと思いまして、聞いた時にゾワゾワしました。

きちんとシチュエーション等に応じてセッティングを変えてくる、プロとしての精神と、雨宮天…天さんの人となりを感じることができて、すごくよかったです。

変な感想でごめんなさいね。

ニ)ルールを破壊する天さん

ファッションについての話がしたかったらしく、箱の中に手を突っ込んで、引いた紙に書かれたテーマでトークするはずが、最終的には中身を全部出してしまった。

てく天やトラハモで見せてくれる無邪気さがいかんなく発揮されていたのと、好きなことを、しゃべりたいことをバルカン(ガトリング式機関砲)のようにまくし立てる天さんを見ている、話を聞いているのが好きなので、ここも好きポイントでした。

ホ)終盤の言葉。

最後、お別れ近くに天さんが、リリイベという空間でしかできないことをやった。みんなとやり取りできる空間を大切にしたい。という趣旨のことをおっしゃっていた。

口々にファン…青き民との関係性や感謝(ついに歌の一部にまでなった)を伝えてくれる天さんだからこその言葉。

そんな言葉が、そんな言葉をくれる雨宮さんがたまらなく好きです。

 

今後も、こういう温かく、幸せな空間がいつまでも続くように、推しが笑いたいときに笑い、好きなだけしゃべり、泣きたいときには泣くことができる。

そんな、当たり前じゃない当たり前が少しでも長く続くよう、微力ながら応援しようと、誓いを新たにしたのでした。

 

人生初のリリースイベントが雨宮天さんの「永遠のAria」でよかった。贅沢だった!

 

最後までお付き合いくださった方々に、心からの感謝を。

第七歩 零点

 THE IDOLM@STER MILLION LIVE! 7thLIVE Q@MP FLYER!!! Reburnについての話です。

 

一部だけ触れますが、基本的に楽曲の感想はあらかたツイートしてしまったので、今回は見たもの、聴いたことに対して思ったこと、感じたことをメインにしていきたいと思います。

多分すっごくすっごくしょーもないです。

 

まずは、すさまじい逆風の中、開催してくれた運営、ステージに立つことを選んでくれたすべての関係者様に、この場を借りてお礼が言いたいのです。

チケットを融通しあう仲間が不在のローンウルフおじさんなので、ご用意されたday1の現地観覧チケットはまさに神様からの贈り物。それが紙切れになる恐怖と戦っていたが、本当に、無事に開催してくれてありがとうと、いつまでも何度でも言いたい。

 

今回、1年延期したことや初の野外ということで、天候という不確定要素も絡んできます。私は仕事柄富士の裾野には結構行きますが、まあ、天気予報が当てにならない場所です。あのあたり。

そういう事情もあったためか、ステージに上がった演者さんからは「会えてうれしい」「会えてよかった」という言葉がしきりに出ていたように思います。

私自身も心のどこかで「今回はまあ、無理だろうな」という気持ちが強かったので、実際に現地の土を踏んで、知っている「富士」のにおいをかいでもなお、現実感がありませんでした。

開演。ダンサーさんや演者さんが続々とステージに現れ、キャンプファイヤーに点火します。この演出を見て初めて、私は「ここ(現地)にいる」ということを確信できました。

本来だったら、去年に回収していたであろう周年曲「Flyers!!!」から、ライブがスタートしました。

まあ、イントロから泣いていましたよ。うれしさと安心、少しのなつかしさで。

屋外であることを生かし、キャンプというテーマに沿った楽曲のチョイスだったのでしょうが、「うわあ!懐かしいな!!」と思わず呻いてしまうセットリストだったり、隣のPさんと地団太を踏んで歓喜したりして過ごしていました。

夕風のメロディー、day2であればオレンジの空の下は、本当に夕暮れ時に歌唱していて、ビジュアル的にも野外ライブの良さの一端を象徴する光景だったように感じました。

 

そして、長年の悲願だった「絵本」を現地で聴くことができました。

絵本は志保さんの内面を綴った曲で、詩が志保さんのストーリーそのものになっています。なので、当然歌うのはソロだと思っていたのですが、隣には歌織さんが。

「迷子のように立ち尽くした私(志保さん)にそっと微笑んだ」

それはクレブルのメンバーだったり、あるいはシアターの仲間だったり、プロデューサーだったりすると思うのですが、その代表として、歌織さんが立ってくれている。そう思うと、ソロでは絶対にわかないであろう感情がみなぎってきて、しばらくは声が出ませんでした。

以前、絵本には個人的な思い入れがあるよ、とこのブログで言ったような気がしますが、それは今でも変わっていなくて、ここまで志保さんと過ごしてきた日々が、志保さんに支えられて乗り越えられた辛いこと、苦しいこと、そういうものが、志保さんの優しくも強い歌声に誘われるようにあふれ出てきて、号泣という言葉では不足なぐらい泣きました。

嗚咽を漏らさぬよう歯を食いしばったんですけど、顎が滅茶苦茶痛くなりました。あと、志保さんの歌唱を、新しい挑戦を、晴れ姿を目に焼き付けたくて、涙も拭わず目を開いていたせいで、マスクが死にました。替えがあったので事なきを得たのですが、これからはマスクも予備を常に装備する必要があるかもしれない、という教訓を得ました。

そのあと、まさかのメンバーで披露された流星群や、披露されると思っていなかった「なんどでも笑おう」で再び号泣し「Glow Map」のエモさと花火の音でビビり、「Thank you!!」の安定、安心感に包まれて、一日目が終わります。

二日目は自宅近傍の映画館が全滅したため、配信で視聴しました。

配信でよかったと思います。

なぜなら全力で「応援するよ!!!!!」が叫べるから。

またまた個人的に思い入れがある「未来飛行」を、スタエレの歌唱で聴くことができて号泣したり、成長Chu→LOVER!!が可愛すぎて椅子ごとひっくり返って、床にハートマーク描いたり、「一発バリボー!!」ってでかい声出しすぎてお隣さんから壁叩かれたりしました。

そして、Starry Melody

「見上げればいつも励ましてくれる

道を照らす光をつくる

一緒に見つけたたからものみたいな

今日を歌おう」

という歌詞が、妙に自身の心境と情勢にマッチしていると思ってしまって、もう滅茶苦茶泣きました。

とどめに、恵(藤井ゆきよさん)が杏奈(夏川椎菜さん)から借りた「応援ください!!」。杏奈とは、夏川さんとは違った想いがこもった一言に、泣きながら応援するよ!!と絶叫していたり。

 

終演、部屋に静寂が戻ってきたとき、頭に残ったのは、ミリオンライブ、やっぱりいいな。という感情。

ゲームがマンネリ化してて、正直続けられんのかな、と思った時期もあるにはあったし、イベントも身を入れて走らなくなったりもした。けど私はやはり志保さんが好きで、星梨花が好きで、杏奈が好きで、百合子が好きで、未来がすきだ。ミリオンライブが好きなんだって、改めて認識することができた。「好き」の再装填。

そして、もうひとつ。

 

零点規正というものがあります。

ざっくり適当に言うと、銃器の照準器と、着弾点をすり合わせる作業のことです。

あと、銃弾が飛び出す銃口と、狙いを定める照準器のレベル(高さ)が違うので、何も考えずに照準器で狙って射撃しても、まず当たらない。それを解決させる作業が零点規正というわけです。

この作業にしくじると、どんな射撃の名手だろうが、どんな高性能狙撃銃だろうが、絶対に的を外します。

何が言いたいのよ?っていうと、

「想い」の零点規正。

私たちは日々刺激を受けています。プラスもあればマイナスもある。

好きという想いは、弾丸と同じでまっすぐ飛んでいきません。まっすぐ飛んでいるように見えても。

雨宮さんを狙っていても麻倉さんにあたることだってあるし、夏川さんを照準しているうちにどんどん好きになっていくことだってある。

そして、供給されるコンテンツや、運営との見解違い。どれかひとつが原因で、的を外してしまう。

そんな状況下でも、きちんと「好き」という想いの弾丸を、しっかり推しに命中させるため作業。私の推し事、その原点ともいえるミリオンライブのイベントで、しっかり零点規正ができたんじゃないかと、そう思えたのでした。

新しく興味を持ってやってきた方たちに「ようこそ」と「ありがとう」を。

環(心)境の変化で離れていったけど、ふと帰ってきた方々には「おかえりなさい」と「ありがとう」を。

そしてみんなで、大好きだ!って。

自分の言葉で「愛してる」と。

そう言えるこの場所を守っていきたい。

そう思えた、幸せな二日間でした。

 

アイマス最高。ミリオンライブ万歳!

 

読んでくれた皆様に、心からの感謝を。

 

 

6周年によせて

覚えているだろうか?
緊張で血の気が引いて、ガチガチになっていた雨宮さんを。
たどたどしくも、身振り手振りも交えて、精一杯自分の気持ちを伝えようとする麻倉さんを。
TrySail唯一の良心」みたいな言われ方をしていた頃の、大人しい夏川さんを。
そんな彼女たちとスタートした航海が、本日この日6周年を迎えた。

6年前とは比較にならないほど成長、進化を続けている彼女たちではあるが、互いに尊重し支え合いつつも、決して誰か一人の輝きを押し付けたりしないという姿勢や、それぞれのやり方でファンと一緒に楽しもうとする姿はずっと変わっていないように思われる。

なにか一つでも違っていれば命を失う可能性がある、極度の緊張を強いられる数分間。思うのは3人の笑顔で、聞こえてくるのは風切り音に負けない彼女たちの歌声で。

空腹と睡魔、極度の疲労に襲われた時、諦めて投げ出したくなる気持ちを叱咤するように、ステージで闘う彼女たちの勇姿を思い出す。

嬉しい、楽しいを貰うだけではなく、辛い、苦しい、そんな時でさえ側にあって、乗り越える勇気や希望をくれる。そんな彼女たちの、「ただいま言える場所」を守り抜く、彼女たちに誇ってもらえるファンでありたい。

DtCで貰った「みんながTrySail」という言葉の重みと喜びを噛み締めて。

改めて、麻倉さん、雨宮さん、夏川さん!
TrySailアーティストデビュー6周年、おめでとうございます!
3人の明日、これから進む未来に、光あれ。

第六歩 帰還報告~417作戦~

あいにくの空模様。

万里の波濤…ではなくクソみたいな残業波状攻撃を乗り越えて、417の日を偵察してきた。これはその報告である。

 

質問コーナー

雑談配信という形で、みんなから寄せられた質問に答えるコーナー。

昼の部に参加した人たちが、野戦特科の制圧射撃みたいに、狂ったように質問をぶん投げてTOTしようしていた理由がよく分かった。

あと、もちさんへの愛情が全身から間欠泉みたいに噴き出してた。

「ナンちゃん!ヨダレ!!」

 

クイズ番組

ガチな数学の問題が出たり、英語の問題が出たり、そもそも質問ですらなかったり。

最後のオチに、夏川さんのセンスが光っているような気がした。一人コントの才能ありすぎだろこの人。低予算番組。

 

歌パート

コーナー名、記録を失念。ユニット曲をソロで歌うというヤバすぎてヤバいコーナーが始まった。会場のボルテージも上がっていくのが肌で感じられた。この辺からメモ帳を捨てた。あきらめた。偵察って体なのに、記録を放棄する無能。

 

1.Sunsetカンフー

天さんリスペクトのこぶしをきかせた歌い方を披露。そして、間奏のたびにマイクから離れて踊るの、めちゃくちゃかわいい。

2.adrenaline!!

コール統制下でのadrenaline!!は地獄。理性との闘いになる。どれくらいつらいかというと、40キロの荷物を背負って30キロを炎天下の中歩き続けるくらいつらい。

そして、マイクからはなられて踊るの、滅茶苦茶かわいい。

 

続・歌パート

ぴよ崎さん司会の、アコースティックバージョンを披露という気絶もののサプライズ。

しかも、生バンド。披露された曲は下記の通り

1.Daisy Days

2.ラブリラブラ

3.キタイダイ

しっとりと、大人な感じに仕上がっていたDaisy Days。静かに、お酒を飲みつつ聞きたいので、CD出してください。

ラブリラブラの曲中で「誕生日おめでとう」的な演出があった。そして、曲(演奏)に復帰するとき、夏川さんが「わん、つー、すりー!」ってカウントをとっていた。エモ!!!!つよ!!!!!かっけええええええええ!!!!!とか思ったら、気が付くと死んでいた。国連査察案件。何度でも見たいので映像化希望

キタイダイ。原曲よりもかなり強めな印象。生バンド、アコースティックアレンジという今回の演出に、一番マッチしている曲だと思いました。聞きたいのでCD出してry

 

そして、舞台は暗転して、例のYoutubeサムネの動画に…。

ちょっぴり寂しいお知らせと、意外性…というかうれしいお知らせをぶん投げてきた夏川さん。気が付くと、舞台から夏川さんが手を振っている。終幕だ。

終始、彼女は楽しそうだった。楽しそうな声が、笑顔が、いつまでも焼き付いて離れない。ヒヨコ群のみんな、風呂入ってあったかくして就寝するように。

 

上司に出したらキツイ叱責と激しい罵詈雑言と怒号、多量の唾を浴びせられるような報告は、以上をもって終了する。

 

以下、雑感

やっぱり夏川さんはかわいい。

親近感がある、とても身近に感じられるかわいさこそ彼女の大きな魅力であると思っていたし、改めてそう思った。

そして多分、たくさん悩んで、もがいて、素敵な悪あがきを繰り返してたどり着いた「在りたい自分」や「やりたいこと」に向き合って、それを楽しんで実践している姿もまた、彼女の素晴らしい魅力のひとつなんだな、と感じた。

 

私の中での夏川さんは、アイドルマスターミリオンライブ!のキャラクター、望月杏奈のイメージが強く、夏川さん!と聞いて真っ先に思い出すのは、ミリオンライブ2ndライブのHappy darlingの終盤、目を閉じて全力で「応援ください!!!!!」とシャウトしていた姿が真っ先に思い浮かんでいた。(見たことない人が万が一いるなら、ぜひ見てください。死体袋を保証します)

今回ようやく、「望月杏奈役夏川椎菜さん」でも、「TrySail夏川椎菜さん」でもなく「夏川椎菜さん」と向き合えた気がします。そういう意味では、本当に参加してよかった、と思ったのでした。

 

最後に、417P、夏川さん、一年間にわたる動画投稿、大変お疲れさまでした。

これから、月曜日が少し寂しくなりますが、不定期更新されるというサプライズに期待しつつ、心よりの感謝をささげます。

 

ここまでお読みくださった方に、心よりの感謝を。

 

夏川椎菜万歳!!

417P万歳!!

417の日万歳!!

第五歩 変わらないもの。変えたくないもの

こんにちは。こんばんは。

この記事を執筆している日、3月16日なのですが、2年前の今日は「LAWSON presents TrySail Live Tour 2019 "The TrySail Odyssey"札幌公演」が催行された日。

私が初めて、自分の意志でTrySailのライブに参加した日であり、この日のことは今でも、手に取るように思い出すことができる。

 

べちゃべちゃした雪が降っていて少し寒い…その寒さを出だしから吹き飛ばすかのように、「WANTED GIRL」からの「CODING」でブチ上り、雨宮天さんの「Defiance」で灰になり、夏川さんの「ファーストプロット」で夏川さんの表現の豊かさに舌を巻き、麻倉さんの「さよなら観覧車」で心停止しかけたり。

 

ハモり枠で披露されたコバルトが良すぎて記憶が飛んだり、Truth.→Believeとかいうつよつよコンボで蒸発したり、アンコールのBMSで爆破されたり、想像以上に楽しく、素敵だった時間が終わることに絶望して、ラストのTryAgainで号泣して前が見えなかったり。何が言いたいのかっていうと、めちゃくちゃ楽しかった。

 

そして、楽しい時間が終わり、クソ寒い外に放り出されて…気づいた。

自分は逃げていただけなんだな、と。

私は、自分の「好き」という気持ちに、真剣に向き合ってこなかった。だから、ライブは円盤で満足できたし、イベントに行けずとも「仕事だから」と言い訳できた。

どこかでずっと、参加したいと思っている自分がいたはずなのに。そいつの叫びに耳を貸さなかった。

この年、4月に異動が決まっていたので、「長く過ごした北海道に、何か爪痕を残そう」と思ったこと、そして、ずっと蚊帳の外で満足した「つもり」になっていた推したちが、身近な場所に来る、というどうやっても逃げられない現実に直面して、やっと自らの意志で「彼女たちと一緒に楽しむ」という選択ができたのでした。

 

何より、自分はちゃんと雨宮さんが、麻倉さんが、夏川さんが、TrySailが好きで、その気持ちをしっかり示せば、ちゃんと届くんだということを身をもって知った日でもある。

そんなことは、雨宮さんのブログ読んでれば一発でわかるだろ。

その通りなのだが、「TrySailが好き」という、自分自身の感情と向き合えていないと、そんな明白な現実にすら、自分の都合がよいようなフィルターをかけてしまう。

 

この日、彼女たちと過ごしたのはおそらく長くても2時間程度。たったそれだけの時間で、いろいろと変わったような気がする。主に自分自身が。

私は文章もへたくそで、実はというかお察しの通り、社交スキルが完全に死んでる系のおっさんだ。

しかしそれでも、誰かに自分の好きなユニットのことをもっと知ってほしい。

古参新参問わず、自分とは異なる視点で切り取られた彼女たちの話をもっと聞きたい。

そう思うし、思えるようになった。

 

それから2年。

生活環境も周りにいる人も、何もかも変わった。

でも、相変わらず社交スキルが死んでいて語彙も文章力も致命的な自分がいて

それでも推しや彼女たちに対する思いは絶対に変えたくない。

 

変わる環境

変わらない自分

変えたくない想い

 

逃げることなく、押し付けることなく、

これからも、こいつらと向き合い続けていこう。

 

金魚はそう、思うのです。

 

ここまでお読みいただいた皆様に、心からの感謝を。

第四歩 「希望」の岬を越えて

正直、だめだと思っていた。

ライブ開催の発表があって、チケットが取れたその日から。

ポータルスクエアからのメールが怖くて怖くて仕方なかった。

イベントの中止や延期。「仕方がない」と大人ぶってみても、やはり悔しいものは悔しいし、何より、イベントに向けて頑張っていた彼女らが意気消沈するのを見たくなかった。そして、そういう光景に、思いに、慣れてしまいそうで嫌だった。

私のそんな不安やなんかはお構いなしに日々は流れ、「LAWSON presents TrySail Live 2021 “Double the Cape”」は無事開催された。

 

じょーきょーかいし!!

 

灯台のイラストと波の音、楽曲が流れる会場。

幕が上がって始まったのは、朗読劇だった。

1日目は五年前、2日目は五年後に行く話。

 彼女たちの船旅が始まって間もないころを彷彿とさせる、

どこか懐かしく感じられる一幕。

そして、彼女たちは上着を脱ぎ捨てて、ライブパートが始まります。

1.Sail Out

2.BraveSail

3.Baby My Step/ WANTED GIRL

 

ガスタービンエンジンでも積んでるのかこの船。と言いたくなるような、加速力のある曲が続いて、会場のテンションも蹴っ飛ばされたみたいに急上昇。

 

「Sail Out」

おととし、この曲を聴きながら、長く勤めた任地を離れ、東京にやってきた…その日のことが、ちょっとだけ頭をよぎりました。すでに泣きそう。

ライブの始まりを告げるとともに、これからも一緒に!というメッセージ性を感じました。「航海(冒険)の始まり」感がやばくて、わくわくが会場に充満してたように感じます。

BMSのサビ前、ジャンプする麻倉さんがかわいい。直視すると死ぬ。あと、「小さなこの足で駆けて、ただ前だけ向いて」って歌うところの雨宮さんがつよつよ過ぎて死亡判定(1回目)

 

「WANTED GIRL」

BMSもそうですが、オデッセイ札幌公演にて、初めて生歌を聴いたこともあって、テンションがブチ上りました。サビの部分の振りが楽しい。札幌でできなかったのでリベンジ達成。

 

4.パーリー☆パーティ

5.Truth.

6.CODING

MCをはさんで、ダンスナンバーが続く。

私迷彩金魚は、炎天下の中重たい荷物を担いで走ったり、80キロの荷物を背負ってジャンプしたりと、わりと頭がおかしい部類の肉体酷使系の労働をしているのですが、あんなに動くのは多分無理…。使う筋肉が違うとは思うんだけど。ちょっと心配になったりします。

パーリー☆パーティのマカロンドラゴンでてくるあたりの、麻倉さんの振りがえぐいほどかわいい。重症。

 Truth.→CODINGの流れはずるい。両曲とも札幌で聞いた時よりも「手になじんだ」感じがしてエモかったですはい。

 

7.あかね色

8.azure

9.明日も晴れる

しっとりと聞かせる曲が続く。ずっと干され続けていて、聞きたいという意見が散見された「あかね色」

聴けてうれしかったし、歌詞的に涙をこらえようと思って頑張った。

が、次に控えていた「azure」さんにやられた。三人が向かい合って背中合わせに歩いていく、ところくらいで死亡判定(2回目)

「明日も晴れる」ですが、普段何気なく、特に思い入れとかもなく聞いていたけれど、

「明日」がどことなく不安なこのご時世だからこそ、余計に刺さる歌詞、曲だなーと感じました。

 

10.うつろい

11.ごまかし

12.コバルト/ かかわり

13.High Free Spirits

 

やばいセイルパート。

特に「コバルト」は、コーラスバージョンを生で聞いたこともあって、ずっと鳥肌立っていました。つっっっっっっよ!!!!!これ、二枚目のシングルなんですよね…。

雨宮さんのソロパートが刺さりすぎて出血多量になったり。

そして、「High Free Spirits

好きな曲…なのですが、この曲が発売されたころ、個人的にものすごく大変な時期でして、そん時の思い出?トラウマ?がフラッシュバックしてくる曲でもあったります。

大好きです。「世界が待ってる、明日の産声を」って叫ぶように歌う推しとか、地名を叫ぶナンちゃんとか。

そして、衣装のスカートがちょっと切り離され、丈が短くなりました。切り離されたスカートになりたすぎて心臓が止まった…死亡判定(3回目)

 

14.whiz

15.バン!バン!!バンザイ!!!

16.Sunset カンフー

17.adrenaline!!!

みんなでバンザイしたり、修行するのも楽しい。

会場のテンションは爆上がりしてたのを感じていたが、adrenaline!!!で爆発した。

声だしやジャンプが固く禁じられたレギュレーションの中で、これをやるのか…とも思いましたが、やっぱり楽しい。今年最も腕を振り回したかもしれない。

  

18.Free Turn

「ともに進む未来」「帰ってくる場所」

そのすべてがこの曲に詰まっている。そんな感じがしました。

三人の気持ちが重なって、会場の空気と溶け合って、文字通り一体になったような気がしました。

 

アンコール

19.Youthful Dreamer

20.disco/僕らのシンフォニー

 

Youthful Dreamer

始まりの歌。

 「いざとなったら無茶して面白くしてやろうぜ」っていたずらっぽく歌う推しがヤバイ。つよい。5周年動画を思い出して号泣していました。

過去の映像を流す演出もずるい。マジノ線みたいな涙腺が欲しい。

 

「disco」

「一進一退しつこくいこう」ですべてを持って行った雨宮さん。パートを食われた二人とのやり取りが、絆を感じられて大変エモうございました。

「僕らのシンフォニー」

今までありがとう、これからも一緒に。

そんなメッセージを強く感じるチョイスだと思いました。その、歌詞的に。

これも、「明日も晴れる」と同じ、いまだから余計に刺さる曲ではないかと。

個人的に三人の掛け合いが好きな曲上位を「whiz」と争っている曲。

 

21.この幸せが夢じゃないなら

歌詞がスクリーンに出る国際条約違反の兵器が使用され、会場全体が死亡判定。

まさかの全滅。

歌詞のひとつひとつに、三人のかたい決意や想いが乗っている気がして…。

「誰もが褒める答えじゃなくて、僕らを繋ぐ今を選ぶよ」

のあたりで前が見えなくなりました。

たくさん手を振って、笑って、

「ありがとうございました!!!」

そう言って三人は退出し、幻のような二日間は終わりを告げました。

 

 

状況終了、所感

 

「”みんな”もTrysail」と言った雨宮さん。

「今日来ないことを選んだみんなも」といった夏川さん。

「直接伝えられるのってしあわせだなー」とつづった麻倉さん。

 

以上の言葉で、私たちがそうであるように、三人にとっても、あの時間はかけがえのない、宝物の一つになったんだな、と思いました。その一部になれてよかったと。

これまでのTrysailと、これからのTrysail

それらがぎゅっと詰まった、素敵な二日間だったと思います。

参加して本当に良かったと、そう思える時間でした。

三人がそれぞれのやり方、言葉で、ファンとのつながりや感謝、思いを示してくれる。

その思いを受け取るだけじゃなく、返したい。返せる存在になりたい。なんておもったり。

 

今回席に恵まれ、間近で三人を見ることが叶いました。

細かいしぐさやアイコンタクト、そのひとつひとつから、三人がお互いに思いやったりフォローしたり、そういった「絆」を垣間見ることができて、ますますこのユニットが好きになりました。

帰りたい場所を示す灯台。大海原で方位を教えてくれるポラリス

彼女たちは私にとって、そういう存在なんだと改めて思いました。

 

この幸せが夢じゃないなら。

夢で終わらせたくないから。

これからも彼女たちの航跡を追いかけ、

応援しようと固く誓ったのでした。

 

いつの日か、必ずまた会いたい。

ただいまを、おかえりを受け止めあいたい。

この気持ちを、想いを忘れないために、ここに記録しようと思います。

 

長々と書いてしまいましたが、

要するに何が言いたいかというと

 

 

Trysail バンザイ!!!!!!

第三歩 振り返った?その先は?

今回は、振り返りや「想いの保管」を兼ねて、推し事の経緯などを記していこうと思う。めちゃくちゃ長くなりそうだが。

 

きっかけは、北沢志保を演じていたことです。

私はこのキャラクターを「THE IDOLM@STER MOVIE 輝きの向こう側へ!」という劇場作品で知ることになりました。実績のある大先輩にも物おじせず自分の意見をちゃんと言える、芯のあるキャラクターという印象でした。鑑賞後、志保を気に入ったとみると、我をミリオン沼へ撃沈せんと暗躍する悪友によって、すっかり志保推しに染まったのでした。

 

ただ、このころは、「北沢志保の中の人」というだけで、特に雨宮天さんを意識して推してたわけじゃなかった。

その状況は「THE IDOLM@STER MILLION LIVE! 2ndLIVE ENJOY H@RMONY!!」のライブに参加したことで一変します。

1日目、ステージに立つ雨宮さんを見ました。ご対面です。

息をのむ美しさもさることながら、透き通っているが力強い声色。熱と気持ちがこもったパフォーマンス。ステージ上で歌う雨宮さんの隣に、志保が見えた気がしました。

この時歌っていた「絵本」という曲は、志保というキャラクターを歌った曲だったのですが、当時心身ともに追い詰められて、孤独な負け戦に身をやつしていた私に、歌詞の一言一句が刺さり、立っていられないほど号泣しました。

きついのを察して、強引に誘ってくれた悪友のきもちとか、何度手を払いのけても後ろから見守り、手を差し伸べてくれていた先任や同僚の存在とか。ずっと見えてなかったことに気づくことができたような気がします。

この時私は、北沢志保…雨宮さんの気持ちが乗った「絵本」という曲に、こころを救われたように思います。このことをきっかけとして、声優「雨宮天」さんを推していくということをかたく決めたのでした。

どうでもいいですけど、

七尾百合子(伊藤美来さん)の「透明なプロローグ」からの北沢志保雨宮天さん)の「絵本」というセトリ、強すぎないですか?核査察案件だと思うのです。

 

その後「杏奈と星梨花と志保の中の人、ユニットやってるって知ってる?」とあおられたりしてTrysailを捕捉しつつ、雨宮さんのブログを狂ったように読んだり、Skyreachと月明かりを聴いて「志保さんやってる時と歌い方全然ちげーじゃん、つよ!!!!!!」ってなってひとりで盛り上がり、宿舎から追い出されそうになったりなどする日々が始まったのです。

前向きになったからか、先ほどの気づきのためか、事態がちょっとずついい方向に向かっていったためか、雨宮さんの出演作品を鑑賞したり、Trysailちゃんが載ってる雑誌を買ったりなど、毎日がちょっとだけ楽しくなりました。

仕事以外ではゲームしかなかったサハラ砂漠みたいな人生が、ほんのちょっとだけ明るくなった気がします。花が咲いたような。

 

その後、職務中になんやかんやで数か月昏睡状態になったり、浦島太郎状態で復帰したりなどありつつ、2019年。

TrySail Live Tour 2019 "The TrySail Odyssey"(札幌公演)」にて、初めて、推しを生で、肉眼で見て、歌声を直接鼓膜に焼き付ける機会を得ました。

それまで、ライブやリリースイベントなどには全く参加したことがなく、出不精かつ僻地勤務、仕事は地獄という状態だったので、気力もなかった。目視した天さん、ナンちゃん、もちさんは語彙力がなくなるくらいヤバかった。

クソ転売害虫どもから高額でチケットを買ってでも現地へ赴く人の気持ちが分かった気がしました。一瞬一瞬が宝物。

そして、同年4月に長らく過ごした北の大地を離れ、関東へ。環境が変わり、仕事はきつくなりましたが距離的な制約もはずれたし、少しずつ現地に行ったり、ツイッターで推しのことをつぶやくようになったりします。

THE IDOLM@STER MILLION LIVE! 6thLIVE TOUR UNI-ON@IR!!!!」で津々浦々廻りつつ、福岡公演で披露された「Melty Fantasia」や「Decided」がエモすぎて意識不明の重体になったり「LAWSON presents 第2回 雨宮天 音楽で彩るリサイタル」で「歌謡曲っていいぞ」ってなったりなどしつつ、新職場で発狂したりなどしていたら、一年が終わりました。

そして、あの日がやってきます。

2020年1月18日

「LAWSON presents 雨宮天ライブ2020 “The Clearest SKY”」当日。奇しくも北沢志保の誕生日と同日に開催されたソロライブ。円盤では死ぬほど見ていたソロライブですが、現地を踏むのは、これが初めて。単独潜入、極限の緊張感。

熱い。幕張を埋めた「青き民(雨宮さんの熱心なファンの呼称)」の熱量がすごい。そして、その熱量に負けない熱と光を放つ、雨宮さん。

感動はしました。が、アイマス関連で現地を踏むようになってから感じるようになっていた違和感というか、もやもやした思いが強くなったのを覚えています。

それは、

「自分はここにいるべきなのか。場違いじゃないか」

「自分は、本来いるべき人の席を奪ったんじゃないか?」

というもの。ばかげていますよね。私もそう思います。ただ、アニメにも声優さんにも詳しくなく、そういう文化と距離があったためか、疎外感というか、場違い感を覚えていたのも事実です。

 

最終日、2日目。

最後の最後に、雨宮さんが放った一言がすごく印象的でした。

デビュー当初、緊張で青くなっていた雨宮さんを。

声が出ない雨宮さんを。

ネガティブな雨宮さんを時に引っ張り、時に背中を押し、ともに歩んできた青き民の皆さん。その活動の成果が、あの一言だったんじゃないかと思います。

温かく素敵な世界だと、尊敬に値する方々だと思いました。

そして、「好き」を表に出してこなかった自分を排除し、自分の気持ちとその責務から逃げないことを決めました。

推しが誇れる青き民、我もその一員たらんと。

ここに居てもよい存在になるんだと強く思った自分がいました。

 

疫病が流行りライブイベントが次々中止となった2020年でしたが、「そらのはるやすみ」、アルバムリリース、「LAWSON presents 雨宮天ライブ2020 "Paint it, SKY" Online Live」など、積極的に活動する我らが推し。

その背中を支えていけたら、と今でも思っています。

 

長かったですね。いや長かった。そのくせ、中身がない。

以上が振り返りになります。文中にもありましたが、途中シャレにならない浦島太郎状態になったため、ちょっとあいまいな部分もありますが。

お付き合いいただいた皆さんに、心からの感謝を。

 

 

 

 

 

最後に、

かつて、とってもとーってもキツイ教育を受けたことがあります。

夜は寝るものと思うなってきちがいじみたアレです。

その教育の最後、教官が言いました。

「やっつけたい奴でも、まもる「べき」ものじゃなく、まもり「たい」もの。それさえあれば、どんな困難も超えられる。お前も、まもりたいものを見つけろ」と。

言われた当時、わたしにはどれもありませんでした。

TCSという最高の瞬間を経験して、思ったこと、言いたいことがあるのです。

忘れないために、この先のためにそれを記しておきます。

 

 

 

教官、青き民の皆さん、そして、雨宮さん。

ぼくは、自分は、

「まもりたい」ものを見つけました。