迷彩金魚のログブック(仮)

筆者の気になること、出来事、思うことなど、なんとなく書いていくつもり

第三歩 振り返った?その先は?

今回は、振り返りや「想いの保管」を兼ねて、推し事の経緯などを記していこうと思う。めちゃくちゃ長くなりそうだが。

 

きっかけは、北沢志保を演じていたことです。

私はこのキャラクターを「THE IDOLM@STER MOVIE 輝きの向こう側へ!」という劇場作品で知ることになりました。実績のある大先輩にも物おじせず自分の意見をちゃんと言える、芯のあるキャラクターという印象でした。鑑賞後、志保を気に入ったとみると、我をミリオン沼へ撃沈せんと暗躍する悪友によって、すっかり志保推しに染まったのでした。

 

ただ、このころは、「北沢志保の中の人」というだけで、特に雨宮天さんを意識して推してたわけじゃなかった。

その状況は「THE IDOLM@STER MILLION LIVE! 2ndLIVE ENJOY H@RMONY!!」のライブに参加したことで一変します。

1日目、ステージに立つ雨宮さんを見ました。ご対面です。

息をのむ美しさもさることながら、透き通っているが力強い声色。熱と気持ちがこもったパフォーマンス。ステージ上で歌う雨宮さんの隣に、志保が見えた気がしました。

この時歌っていた「絵本」という曲は、志保というキャラクターを歌った曲だったのですが、当時心身ともに追い詰められて、孤独な負け戦に身をやつしていた私に、歌詞の一言一句が刺さり、立っていられないほど号泣しました。

きついのを察して、強引に誘ってくれた悪友のきもちとか、何度手を払いのけても後ろから見守り、手を差し伸べてくれていた先任や同僚の存在とか。ずっと見えてなかったことに気づくことができたような気がします。

この時私は、北沢志保…雨宮さんの気持ちが乗った「絵本」という曲に、こころを救われたように思います。このことをきっかけとして、声優「雨宮天」さんを推していくということをかたく決めたのでした。

どうでもいいですけど、

七尾百合子(伊藤美来さん)の「透明なプロローグ」からの北沢志保雨宮天さん)の「絵本」というセトリ、強すぎないですか?核査察案件だと思うのです。

 

その後「杏奈と星梨花と志保の中の人、ユニットやってるって知ってる?」とあおられたりしてTrysailを捕捉しつつ、雨宮さんのブログを狂ったように読んだり、Skyreachと月明かりを聴いて「志保さんやってる時と歌い方全然ちげーじゃん、つよ!!!!!!」ってなってひとりで盛り上がり、宿舎から追い出されそうになったりなどする日々が始まったのです。

前向きになったからか、先ほどの気づきのためか、事態がちょっとずついい方向に向かっていったためか、雨宮さんの出演作品を鑑賞したり、Trysailちゃんが載ってる雑誌を買ったりなど、毎日がちょっとだけ楽しくなりました。

仕事以外ではゲームしかなかったサハラ砂漠みたいな人生が、ほんのちょっとだけ明るくなった気がします。花が咲いたような。

 

その後、職務中になんやかんやで数か月昏睡状態になったり、浦島太郎状態で復帰したりなどありつつ、2019年。

TrySail Live Tour 2019 "The TrySail Odyssey"(札幌公演)」にて、初めて、推しを生で、肉眼で見て、歌声を直接鼓膜に焼き付ける機会を得ました。

それまで、ライブやリリースイベントなどには全く参加したことがなく、出不精かつ僻地勤務、仕事は地獄という状態だったので、気力もなかった。目視した天さん、ナンちゃん、もちさんは語彙力がなくなるくらいヤバかった。

クソ転売害虫どもから高額でチケットを買ってでも現地へ赴く人の気持ちが分かった気がしました。一瞬一瞬が宝物。

そして、同年4月に長らく過ごした北の大地を離れ、関東へ。環境が変わり、仕事はきつくなりましたが距離的な制約もはずれたし、少しずつ現地に行ったり、ツイッターで推しのことをつぶやくようになったりします。

THE IDOLM@STER MILLION LIVE! 6thLIVE TOUR UNI-ON@IR!!!!」で津々浦々廻りつつ、福岡公演で披露された「Melty Fantasia」や「Decided」がエモすぎて意識不明の重体になったり「LAWSON presents 第2回 雨宮天 音楽で彩るリサイタル」で「歌謡曲っていいぞ」ってなったりなどしつつ、新職場で発狂したりなどしていたら、一年が終わりました。

そして、あの日がやってきます。

2020年1月18日

「LAWSON presents 雨宮天ライブ2020 “The Clearest SKY”」当日。奇しくも北沢志保の誕生日と同日に開催されたソロライブ。円盤では死ぬほど見ていたソロライブですが、現地を踏むのは、これが初めて。単独潜入、極限の緊張感。

熱い。幕張を埋めた「青き民(雨宮さんの熱心なファンの呼称)」の熱量がすごい。そして、その熱量に負けない熱と光を放つ、雨宮さん。

感動はしました。が、アイマス関連で現地を踏むようになってから感じるようになっていた違和感というか、もやもやした思いが強くなったのを覚えています。

それは、

「自分はここにいるべきなのか。場違いじゃないか」

「自分は、本来いるべき人の席を奪ったんじゃないか?」

というもの。ばかげていますよね。私もそう思います。ただ、アニメにも声優さんにも詳しくなく、そういう文化と距離があったためか、疎外感というか、場違い感を覚えていたのも事実です。

 

最終日、2日目。

最後の最後に、雨宮さんが放った一言がすごく印象的でした。

デビュー当初、緊張で青くなっていた雨宮さんを。

声が出ない雨宮さんを。

ネガティブな雨宮さんを時に引っ張り、時に背中を押し、ともに歩んできた青き民の皆さん。その活動の成果が、あの一言だったんじゃないかと思います。

温かく素敵な世界だと、尊敬に値する方々だと思いました。

そして、「好き」を表に出してこなかった自分を排除し、自分の気持ちとその責務から逃げないことを決めました。

推しが誇れる青き民、我もその一員たらんと。

ここに居てもよい存在になるんだと強く思った自分がいました。

 

疫病が流行りライブイベントが次々中止となった2020年でしたが、「そらのはるやすみ」、アルバムリリース、「LAWSON presents 雨宮天ライブ2020 "Paint it, SKY" Online Live」など、積極的に活動する我らが推し。

その背中を支えていけたら、と今でも思っています。

 

長かったですね。いや長かった。そのくせ、中身がない。

以上が振り返りになります。文中にもありましたが、途中シャレにならない浦島太郎状態になったため、ちょっとあいまいな部分もありますが。

お付き合いいただいた皆さんに、心からの感謝を。

 

 

 

 

 

最後に、

かつて、とってもとーってもキツイ教育を受けたことがあります。

夜は寝るものと思うなってきちがいじみたアレです。

その教育の最後、教官が言いました。

「やっつけたい奴でも、まもる「べき」ものじゃなく、まもり「たい」もの。それさえあれば、どんな困難も超えられる。お前も、まもりたいものを見つけろ」と。

言われた当時、わたしにはどれもありませんでした。

TCSという最高の瞬間を経験して、思ったこと、言いたいことがあるのです。

忘れないために、この先のためにそれを記しておきます。

 

 

 

教官、青き民の皆さん、そして、雨宮さん。

ぼくは、自分は、

「まもりたい」ものを見つけました。